
☆2025年度 本屋大賞ノミネート作☆
【構想・執筆10年――稀代のストーリーテラーが辿り着いた最高到達点=長編バレエ小説】
「俺は世界を戦慄せしめているか?」
自らの名に無数の季節を抱く無二の舞踊家にして振付家の萬春(よろず・はる)。少年は八歳でバレエに出会い、十五歳で海を渡った。
同時代に巡り合う、踊る者 作る者 見る者 奏でる者――それぞれの情熱がぶつかりあい、交錯する中で彼の肖像が浮かび上がっていく。
彼は求める。舞台の神を。憎しみと錯覚するほどに。
一人の天才をめぐる傑作長編小説。
著 者:恩田 陸
出版社:筑摩書房
サイズ:B6
ページ:268P